デヨング不在も好調ベローナに快勝・本田の2ゴールで逆襲許さず

 難しいシュートだったわけでは全くない。それでも諦めないベローナを二度までも退けたのは、間違いなく本田圭佑だった。ここまで6位と好調な相手の敵地に乗り込んだミランは、互いに主導権を握るまでには至らない膠着状態で迎えた21分、オウンゴールというラッキーな形で先制。巻き返しの狼煙を上げようと前がかりになる相手に対し、本田が2つの追加点を叩き出した。守備の要であるデ・ヨングを欠くなかでの勝利は、チームにとっても大きな価値がある。(第5節 ミラン 3-1 ベローナ)。


 欧州選手権の予選を挟み、リーグ戦を戦うのは2週間ぶり。ミランは守備の要であるデヨングを累積警告で欠いており、インザーギ監督はエッシェンを代役に送り出す。加えてメネズやボナベントゥーラもベンチに待機し、久しぶりにエル・シャーラウィが先発出場を果たした。

 ここまで6位と好調を維持するベローナは、序盤からトーニのポストプレーを生かし、積極的に仕掛けてきた。ホーム開催ということもあったろうが、前節のキエーボや前々節のチェーゼーナとは全く違う。もちろんミランも負けじと攻め込み、8分にはポーリ、エル・シャーラウィが立て続けにシュートするが、先制点を挙げるまでには至らない。
 スコアが動いたのは21分で、ベローナのDF・もう一人のラファ・マルケスのダイレクトボレーが鮮やかに決まる。ただし、アシストしたのは本田で、ボールが突き刺さったのは彼が守るべき方ののゴールだった。触れなくともたぶん得点にはならなかったはずで、少々気の毒なオウンゴールだった。

 思わぬ形で失点したベローナは速やかに攻勢に出て、25分にはバフルレッズソンがゴール中央で惜しいシュートを放つ。しかしミランは、手薄になったディフェンスを突くことに成功する。27分、左サイドのエル・シャーラウィが逆サイドへスルーパスを出し、抜け出した本田が決定的なチャンスをものにした。決して難しいプレーではなかったのだが、これまでとんでもないシュートを繰り返し見せられてきたこちらとしては、少々ひやりとさせられた。
 2-0となればさすがのベローナも意気消沈するかと思いきや、直後の28分にはトーニが無理な態勢から素晴らしいボレーシュートを放つ。辛うじてGKアビアーティが防いだが、あれが決まっていたら試合の展開は変わっていたかもしれない。チームを勢いづかせるベテランらしい好プレーだったと思う。

 その後は一進一退の攻防が続き、ハーフタイムを挟んでも状況は変わらなかった。ベローナの積極的な姿勢を目の当たりにし、早めに1点を返されたらどうなるかわからない……などと思っていたが、本田が再び均衡を破った。自陣でボール奪取に成功すると、DFラミが最後方から前線へスルーパス。浅いディフェンスラインを抜け出した本田がGKと1対1となり、この日2ゴール目を決めた。お世辞にもスピードある抜け出しだったとは言えないが、試合を決める貴重なゴールだった。
 ベローナはそれでも食らいついてきて、一方のミランも攻撃の手を緩めなかったが、70分を過ぎる頃にはさすがに両チームの足が止まる。終盤に1点を返されたものの、最終的には3-1のスコアで試合を終えた。

 勝利の立役者は、2ゴール目を決めた本田、再三のシュートを防いだアビアーティだろう。効率的にゴールを重ねた一方で、危ない場面も少なくなかった。
 ここまでやってくれると、本田の貢献を認めないわけにはいかない。攻撃をけん引する10番らしいプレーをしてはいないが、不可思議なシャドーストライカーとして間違いなく機能している。攻撃的なポジションで活躍するにはスピードもテクニックも明らかに不足していると思うが、他の選手をはるかに上回るシュートチャンスが訪れている。もちろん、あのポジションとしては守備の貢献度も低くない。


最後に、前節のローマ対ユベントスについて。
あの試合に憤りを覚えるのは当然だし、トッティは勇気ある発言をした。
彼がデビューをした頃からそれはずっと続いているし、
カルチョボリなんて、正直なところ「なにを今さら」だった。
その点を真摯に考えるべきだと思う。
もちろん、次に得をしてきたのがミランであることを認めるのもやぶさかでない。

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